激務だといわれている看護師の給与はどれくらいなのか、気になるところではないでしょうか。令和3年の情報によると、看護師の平均年収は499万円で月収は34万円、ボーナスが85万円となっていました。平均額なのでこれより多い少ないはありますが、おおよそこれほどの収入額です。ここ数年のデータからすると、看護師の給与は少しずつですが増加傾向にあります。給与の内訳は、基本給や夜勤手当、残業手当、ボーナスなどです。これら以外には通勤手当や家族手当、そして住宅手当といった各手当が含まれることもあるでしょう。
基本給は新卒看護師だと約20万円で、そこから1年ごとに5,000円前後上がっていき、10年目くらいの看護師になると約24万円~25万円になります。ボーナスは20歳~24歳までは年間40万円程度ですが、40歳~44歳になると年間100万円程度まで上がるのです。基本給やボーナスは、同年代の一般企業の社員よりも看護師の方が多いといわれています。夜勤手当は看護師の月収のうち約3.5万円~5万円で、年収にすると約40万円~60万円にもなり、夜勤が大きなウエイトを占めているのです。看護師は給与が高いといわれていますが、それなりに夜勤をこなさないと高給与にはなりません。また、看護師は残業も多いですが、平均残業時間は月に約5時間なのでそれほど多くないといえます。近年は看護師の働き方も見直されてきており、残業は減っている傾向が強いです。