看護師が給与アップを狙うのであれば、認定看護師や専門看護師の資格を取得するといいでしょう。看護師の資格にはさまざまなものがあり、専門性の高いものは手当がつくことが多いです。資格自体も実践に役立つものが多いため、取っておいて損はありません。それらの資格を持っていると、転職しただけでも給与アップにつながることがあります。もしそれ以上に給与を上げたいのであれば、他者と差をつける方が効果的です。同じ職場で他の看護師が取得していない資格があれば、その分専門性の高い看護を提供できるため、採用される可能性が高くなるでしょう。しかしながら、資格を新たに取得するには、時間や費用がかかります。場合によっては、家庭と仕事と学業を両立しなければならなくなり、学生の頃のように学業だけに専念することが難しく、負担になる可能性もあるかもしれません。
せっかく取得してもあまり給与に反映しなければ、苦労が無駄になってしまいます。どうせなら給与が高い専門資格を取得する方がお得です。給与アップしやすい分野としては、呼吸器や循環器、血液系の資格があります。これらの資格は難易度もそれなりに高くはなりますが、その分給与に反映されやすく、稼ぐことができるでしょう。受講料はおおよそ1万円から2万円かかり、その他臨床経験や実務経験などの制約もありますが、クリアしていれば誰でもチャレンジできる資格です。将来的にそのような分野を目指したいなら、取得を目指してみるのもいいでしょう。